黒熊の浅間神社

里山の神社。境内に三つ穴灯籠がある。

(群馬県高崎市吉井町黒熊)

写真

吉井町の黒熊という字に、飼育所があったようなので向かったが見つからず、分け入った道に神社があったのでなんとなく寄ることにした。

上信越道の側道に面した里山で、桜が植えられた境内は冬は明るい。

写真

参道を登って行くと、右手に不思議な石灯籠が見えた。

写真

参道側には四角い穴があり、その対面には3つの穴。

ほかの2面にはそれぞれ日月(じつげつ)(=太陽と月)を表わす穴があいている。

3つの穴はオリオン座の3つ星を表わすものだと思う。太陽、月、星を刻んだ灯籠ということになる。参道側の四角い穴からは、対面の三つ穴から差し込む光が星の光を演出していておもしろい。

写真

さらに石段が続く。

写真

拝殿。

わりと最近に修復されたようで、まだ新しい。

狛犬は新品で、まだ1年経っていないだろう。

高速道を作ったときの土地買収などで、再建できたのであろうか。

写真

本殿は覆屋におおわれていて見えないが、流造ではないかと思う。

写真

拝殿の下で養蚕火鉢を発見。

写真

養蚕火鉢は2つあった。お籠りのときなどに暖をとるのだろう。

(2008年12月29日訪問)