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人は自分の人生のせいぜい50年くらいの経験で、山や川や自然を見ようとする。川が氾濫すれば「この土地に50年以上住んでいるが、こんな災害は初めてだ。地球全体がおかしくなっているのではないか。」などと口にする。自然がコンピュータで制御された温室か箱庭のように、形を変えずに毎年毎年寸分も狂わずに繰り返すものだと思いがちだ。
だが、不変に見える山や川でさえ、動いたり形を変えたりしているのだということが、地質を見ているとリアルに感じ取ることができる。群馬県の活火山を見てるだけでも、現代文明がたまたま数千年続く凪(なぎ)の中にいるだけだということはわかるだろう。
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