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碓氷安中農協の稚蚕飼育は基本的に螺旋循環式の人工飼料育なのだが、それ以外の方法でも少量の飼育をしている。それが「電気温床育」による稚蚕飼育だ。
当サイトではすでに100箇所を越える稚蚕飼育所の遺構を紹介しているが、「電気温床育」という設備について一度も触れたことがなかった。今回初めて登場した言葉だ。これまでよく似た「電床育」という言葉は使っていた。土室やブロック室に電熱線を敷いて補温する機構を「電床」といい、電床化した室で稚蚕飼育する手法を「土室電床育」や「ブロック電床育」という。
これから紹介する「電気温床育」は、「電床育」と語感が似ているのだが、区別してとらえなければならない装置である。電気温床育を知るには、稚蚕飼育所や稚蚕飼育装置の歴史の黎明期にまでさかのぼらなければならない。
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