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赤城南面ではブロック電床育が主流で、壁面もブロック積みの飼育所が多く、土室育の痕跡を持った飼育所は数えるほどしか見つからなかった。それに対して榛名南面では、下部に土管の痕跡を残す木造の飼育所が比較的多く残っているのが特徴と言えるだろう。またそれらの飼育所の一部は、大棟から換気せずに、壁面の窓を大きく取って採光と換気を兼ねる構造をもっていたのも特徴的だ。これは他の地域にもあるのか注意して見ていきたいと思う。
榛名南面で特筆すべき飼育所は、建設当初から土室電床育だった疑いのある宮沢稚蚕共同飼育所と、古いにもかかわらず群馬式ではない新屋敷稚蚕飼育所であろう。これらの発見によって、赤城南面で推測してきたよりも複雑な進化の系統樹が浮かび上ってきた。
これは引き続き、榛名北東麓や、碓氷、甘楽地方の飼育所巡りを続けねばなるまい。
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