日本すきま漫遊記 広島の仏殿と屋根付橋(3日目) 三永の石門
三永の石門
明治の石造アーチ橋。移築されたものを見ても感動がない。
(広島県東広島市西条町上三永)
明治時代に山陽道を整備するとき、5年の歳月をかけて建設された水路橋であり、当時は街道の名所として知られていたという。それがバイパスの脇にぽつんと移築されていた。
これが現役の水路橋だったら「こんなものがよく残ったな」と感心するだろう。でも別の場所に積み直したものを見てもあまり感動はなかった。こういう土木遺産は、その場所に、その用途で残っていることに意味があるのではなかろうか。
技術的には、素人目に見て、これに5年もかかったのはいくらなんでも石工の仕事が遅かっただけでは?と思ってしまう。また、荷馬車くらいしか通らなかった時代とはいえ、山陽道を下に通す橋としては天井高も道幅も控えめだ。
そもそもこの程度の天井川は全国にはいくらもあり、斜路で上を越えるのが普通だろう。トンネルにしたこと自体、設計ミスではないかと思えてならなかった。
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