龍泉寺

白滝山の山頂を占める寺。磨崖仏がある。

(広島県三原市小泉町)

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龍泉寺。

白滝山という標高340mの山頂を占める山岳霊場。山頂付近までは車で上がることができ、駐車場から本堂付近までは左写真のような道を10分ほど歩く。

普段であればどうということはない行程なのかも知れないが、この日はすでに膝にきていた。登りはまだよかったのだが、帰路に階段でない急斜面を制動をかけながら降りるのはかなりの苦痛となった。

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山頂は巨大な岩体で、境内への石段も削り出して作られている。

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山門は八脚門の仁王門。仁王は石像だった。

お寺の門というよりも、どちらかというと神社の随身門風の八脚門だ。

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その先には釘貫門がある。

本堂の後ろに見えるのが山頂の奥の院だ。ここまで来た以上、登らないわけにはゆかないのがうらめしい。

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本堂。

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本堂の右側には庫裏。

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本堂の左側には地蔵堂。

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奥の院への道。

かなりの斜度なのに階段ではなくスロープなので歩きにくい。

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途中には宝蔵庫があった。

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山頂には磨崖仏が彫られている。

案内板に具体的な仏の名前がなかったので、あまり説明のしようがない。

市のHPによれば釈迦三尊仏とのことだが、「うん、そうだと思った!」とは、私には言えない。どこが釈迦如来なのかさっぱりである。こういう仏を釈迦如来だと判断したり、脇侍を見極められるような実戦的な仏像ガイド本が欲しいなぁ。

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十三仏か?

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天部の神々か?

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山頂から境内を見下ろしたところ。

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境内の先には展望台があり、傘堂が建っている。

いかにも瀬戸内っぽい風景だ。

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山頂には鐘堂。

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それに秋葉堂があった。

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八畳岩と呼ばれる岩。上に登ることができる。

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岩の上からは360°の眺望が得られる。これは一見の価値がある。

山頂からの景色

(2002年08月27日訪問)