日本すきま漫遊記 広島の仏殿と屋根付橋(1日目) 正明寺
正明寺
渡辺綱の伝説を伝える寺。鼓楼が気になる。
(広島県福山市山野町矢川)
正明寺。
矢川集落の菩提寺で、浄土真宗本願寺派の寺院。
朱塗りの鐘楼門と鼓楼が目立つ。
鼓楼の下は6畳くらいの居間になっていて、鼓楼部分へ登るハシゴなどはなかった。これはもしかしたら格式を表わすための模擬的な鼓楼なのかも知れない。
寺の庭を手入れしていた村人が休憩していたので話を聞くと、鼓楼階下の居間は福山市街のほうに出ている住職が帰ってきたときに寝泊まりする場所なのだそうだ。
また、こんな伝説も話してくれた。
この寺の檀家はすべて渡辺姓で、渡辺綱(わたなべのつな)の子孫なのだとのこと。
渡辺綱は大江山の鬼退治や、羅生門の鬼の腕を切り落としたという伝説をもつ平安時代の武士だ。正明寺には綱が鬼を退治したときの証文と鬼の爪が伝わっていて、いまは住職と共に福山市街の寺(下賀茂の正福寺?)にあるという。
とても立派な庫裏があるのに、住職がいないというのも不思議な話だし、住職が鼓楼の下に泊まるというのも解せない。
結局、話は半分くらいしか聞き取れなかった。
境内にはほかに鎮守社があった。
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