日本すきま漫遊記 > 知多・岡崎迷走(3日目)
無量寺
(愛知県岡崎市)
無量寺。
長善寺から国道1号方面へ向かう途中にあった寺。車通りからはわずかに引っ込んでいるだけだが、山の斜面で林の中なので見付けにくい。
この寺の印象は、ひとことで言って荒れ寺である。無住ではないのだが、とても寂れた感じだ。
荒れているというのは単なる印象ではなく、実際に袖塀が壊れてかけている。
山門は高麗門だが、梁の前側に三方に突き出した木鼻が付いていた。こういう木鼻は他ではあまり見た記憶がない。
本堂は北西を向いていて、真昼だというのに陰気な雰囲気。
本堂の軒にはスズメバチの巣を中途半端に取り除いた跡が汚らしく残っているし、屋根にはカヤ(?)の葉が降り積もっていた。このあたりも荒れ寺と思えてしまう要因の一つである。そもそもカヤ(?)の生えている位置が建物に近すぎる。樹齢は100年くらいいっていそうだが、このまま大木に育てるのは無理なのではないか。枝などが落ちて本堂や庫裏の軒が壊れそう。
庫裏は、切妻の庫裏らしい庫裏。
手前には水盤が置かれているが、かつては水盤舎があったのかも知れない。
境内の左側には鐘堂。
鐘堂の後ろには三十三観音堂がある。
三十三観音堂の横には車用の入口があるのだが、ここの築地塀の壊れ方は、 いい感じの荒れ寺っぷり だ。
小さな目立たない寺だが、この日訪れた寺の中では強烈な印象を残した寺だった。