日本すきま漫遊記 > 知多・岡崎迷走(3日目)

 

龍海院

(愛知県岡崎市)

 

龍海院。朝、ビジネスホテルを出て初めに立ち寄った寺。時間はまだ8時台で、まだ日が差していない時間帯だ。私にとってはかなり早い時間となる。

寺は東岡崎駅の南口からすぐのところにあって、北面している。

龍海院は別名「是(ぜ)の字寺」とも呼ばれる。これは、徳川家康の祖父、松平清康が若い頃「是」の字を手に握るという夢を見て、それを「是の字は日の下の人と読めるから、子孫が天下を取るという意味である」と占った僧がいた。清康はそれを喜んで、その僧のためにこの寺を建てたという伝説によるもの。

その後、寺は清康の家臣酒井家の菩提寺となった。実は、私の郷里前橋市にも龍海院という寺がある。酒井家が前橋に分封になったときに、寺も分家して前橋に移ったのだろう。子供のころよく遊びに行った寺だったので、龍海院という名前は私にとってはとても懐かしい名前でもある。寺の内容は、前橋の分家のほうが上かも知れない。

山門は薬医門(左上写真)、山門を入って右側に観音堂(左写真)がある。

本堂は、むくりのついた宝形屋根のRC造の近代建築。堂の回りは池のようになっているが、水は張ってなかった。

安普請というわけではないが、意匠は大味であまり褒められない。なんだか、オモチャみたいな性能だった初期のCADシステムで練習用に作図した建物、という感じ。この建物の設計者はラフスケッチなどで、どれだけ悩んだんだろう。

寺の背後が丘陵なので、街中のわりには落ち着いた雰囲気なのが救われる。

観音堂の右側には東司(黄色い建物)、鐘堂。

庫裏。寺務所も兼ねている。

境内の東端には大小の地蔵堂がある。

その前には骨壷入れが積み上げてあった。

 

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