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出張のついでに帰省。田舎の友達とドライブに出かける。群馬県藤岡市から、埼玉県秩父市を経由して小川町までの小旅行。お目当ては秩父市吉田町石間地区の急傾斜地の集落だ。
私は四国に移り住んで3年。ほうぼうを見て周るうちに吉野川の南岸に点在する急傾斜地集落の風景に興味を持つようになった。もともと民家を見るのは嫌いではなかったのだが、単独の建物としての面白さではなく、急傾斜地集落の景観の美しさと、そこでの生活の厳しさにも強く魅かれるようになっていったのである。そして、なぜこのように厳しい場所に人が住むのか、こうした景観が特定の地域に集中しているのはなぜなのだろうと疑問に思っていたところ、あるときひとつの共通点に気付いた。それは、日本列島の骨格を構成する地質帯のうち、特定の変成岩からなる地質帯にこうした急傾斜の集落が多いということである。
群馬県の南西部の三波川は“三波石"という青緑色をした結晶片岩の庭石を産することで有名だ。
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