知多湾周遊(3日目)

 

 

 

 

 

 

旅の3日目。知多半島の南端を目指す。知多半島の南端には貝がら公園というB級スポットがあり、以前から行ってみたかった場所なのである。それ以外では前の晩に宿で地図を見ながらいくつかの寺をピックアップしたものの、その数は多くない。昨日に引き続いて適当に目に付いたものを見ながらの旅となった。

さて、半島めぐりというといつも同じような印象がつきまとう。「半島」とはよく言ったもので、地形的にはまさに「島」に近い。道といえば外周に沿った道くらいしかなく、走行ルートも限られてしまう。道に迷う可能性はあまりないから安心して走れるが、逆に言えば決まり切ったルートから外れることができない窮屈さがある。もちろん、半島の外周道路には雄大な景色の場所が多いから窮屈と感じるのは変なのだが、平野部で育った私にとっては、東西南北どちらにでも気の向くままに移動できない半島の地形はやはり窮屈であり、自分が住むには合わない場所なのだろうと感じるのだ。

とはいえ、知多半島の外周の景観は思った以上に感動的なものだった。知多半島は伊勢湾の内海にあるので、地図では周りを陸地に囲まれているように見えるが、実際には海の景色は広々として、とてもここが内海であるとは感じさせない。だから3日目の行程は、寺巡りというより海辺のドライブという印象である。iPod からはお気に入りの古い曲が流れ、しばし現実を忘れて昔のひとのことなどを考えながらハンドルを握るのは、仕事に追われていた私にとってなにより贅沢な時間なのであった。

光照院(愛知県半田市)境内には素焼きの千体地蔵。亀腹つき重層観音堂がある。

泉重寺(愛知県半田市)庫裏と辻堂だけの無住寺。

業葉神社(愛知県半田市)造り酒屋街にある神社。門前には女陰石を祀る祠。

中埜酢店社屋(愛知県半田市)現研究所は大正13年築のもと中埜銀行ビル。

雲観寺(愛知県半田市)駅前大通りにある。境内には輪蔵。

順正寺(愛知県半田市)街中の寺。信徒会館はもと幼稚園か?

薬師寺(愛知県半田市)街中の寺。方3間宝形造の本堂。大きな花頭窓が戯画的。

常楽寺(愛知県半田市)塔頭5軒を擁する巨刹。見どころも多く、観光向き。

西薬師教会(愛知県半田市)常楽寺塔頭のひとつ。平安仏が拝観できる。

真如院(愛知県半田市)常楽寺塔頭のひとつ。参道左側にある。玄関の位置が特殊。

遣浄院(愛知県半田市)常楽寺塔頭のひとつ。参道右側にある明るい境内。

超世院(愛知県半田市)常楽寺塔頭のひとつ。参道左側にある。真っ赤な薬医門。

来迎院(愛知県半田市)常楽寺塔頭のひとつ。土蔵の裏のようなところにある。

無量寿寺(愛知県半田市)山門が3つもある立派な寺。櫓形式の鼓楼もある。

信光寺(愛知県半田市) 無量寿寺の末寺。下見板の塀や棟門が民家のような風情。

浪寄神社(愛知県半田市)小さな小さな潜り拝殿。浄土寺の鎮守社か。

浄土寺(愛知県半田市) 無量寿寺の末寺。信徒会館が目立ち、本堂は古ぼけている。

蓮花院(愛知県武豊町)大師堂は朱塗りの二重塔ふう建築。本堂も2階建て。

皆満寺(愛知県武豊町)参道の黒い板塀の屋敷が印象的。

徳正寺(愛知県武豊町)書院が本堂になっているのどかな寺。千体地蔵があるという。

岡川寺(愛知県武豊町)3.6mの巨大木造弘法大師座像。彩色された鮮やかな大仏。

影現寺(愛知県美浜町)海に面した段丘にある、ちょっと外国っぽい寺。

浄土寺(愛知県南知多町)石でできた亀がある。洞窟があるが奥行きは浅い。

極楽寺(愛知県南知多町)住宅街の裏山を登ったところにある。駐車不可。

光明寺(愛知県南知多町)薬師堂の中には絵馬の展示室がある。境内の信仰装置が楽しい。

円増寺(愛知県南知多町)貝がら公園のふもとにある寺。2階建ての長屋門がある。

貝がら公園(愛知県南知多町)貝がらをちりばめたコンクリオブジェ公園。

岩屋寺・本坊(愛知県南知多町)流行り神的な雰囲気の寺。巨大重層経蔵(輪蔵)がある。

岩屋寺・奥の院(愛知県南知多町)廃虚のような三重塔がある。あまりにも陰気な空間。

中之院(愛知県南知多町)民家風の分かりにくい寺。立入りがたい雰囲気だった。

正蔵寺(愛知県美浜町)国道に面し常夜灯。一間一戸楼門、塗籠造り輪蔵がある。

大御堂寺・客殿(愛知県美浜町)境内はマニ車の楽園。密教の古刹の雰囲気充分。

大御堂寺・本堂(愛知県美浜町)木刀奉納、巨大マニ車、血の池など見どころ多数。

安養院(愛知県美浜町)大御堂寺の南隣の寺。

喬正院(愛知県美浜町)狭い境内いっぱいに本堂が。建ぺい率の高い寺。

恋の水神社(愛知県美浜町)知多半島中央部にある泉の流行り神。

正住院(愛知県常滑市)重層門、輪蔵のある中規模寺院。