二川宿の町並み

東海道33番目の宿場。まばらに古い建築が残る。

(愛知県豊橋市二川町新橋町)

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知多湾の旅で最初に訪れたのは二川宿。昨夜は車中泊だったため、どうも生気がない。本来なら岩屋観音に立ち寄ってすぐに次の目的地に移動するつもりだったが、眠気を覚ますために町をぶらぶらしてみることにした。

二川宿は東海道33番目の宿場町。現在JRの二川駅があるあたりから東側に古い町並みが残っている。左写真は西側の桝形。

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桝形の付近で見かけた町屋。隣家が立ち退いたため断面が見えるようになっている。間口が狭く、奥行が長い宿場町の地割りの特徴がよくわかる。いわゆる“ウナギの寝床"というやつである。

ウナギの寝床は中に入ると途中に坪庭があったり、大きな吹き抜けがあったりと、狭さを感じさせない小宇宙なのだ。

西洋建築でいうコートハウスに近いものだ。

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西寄りで見かけた商家。

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町並みが残っている部分は道が狭く、クルマのすれ違いは困難。本陣資料館の駐車場に置いて歩いて見学するのがよい。

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町並みの東のほうにあった旅籠の名残り。

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ここあたりがいちばん家並が続いている場所だ。

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ちょっと入ってみたくなる路地もある。眠気覚ましの散歩なので、普段ならのぞくだけの細い路地にも入ってみる。

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町並みの東側にも桝形があった。

(2001年11月23日訪問)