日本すきま漫遊記 > 徳島の時計台

 

西光の時計台

(徳島県三加茂町)

 

徳島県三加茂町。JR徳島線の三加茂駅は無人の小さな駅だ。三加茂駅を出た北側には八幡神社があり、その八幡神社のさらに北側を国道が通っている。つまり国道からは神社の杜が妨げとなって駅を見つけることはできない。

そんな駅への入口の目印なのであろうか。神社の北西の角に時計台がある。設置場所といい、雰囲気といい、時計台の貫録充分な時計なのだが、定礎は 1990 年ライオンズクラブとなっており、残念ながら古い物件ではない。

だが、あまりにも自然に建っているので再建の疑いも持たれるので、あえて紹介しておく。

時計台を裏側から見た様子。(見えにくいが、左側奥の木の陰にある。)

神社の裏手の末社を山積みしてある塚の一部を利用して建てられていることがわかる。

今回、最後に紹介した4つの物件は、いずれも皇国思想の遺構としての時計台の定義からは外れるものであるが、私のみたところでは時計台の血統を感じさせた物件である。まったくなんの根拠も脈絡もないのだが、もしかすれば再建時計台であったり、仮面時計台(本来の目的のままでは存在が許されないので、他の記念物に擬態した物件)であるかもしれないなどという、とりとめもない妄想をもとに紹介してみた。

徳島に住んで3年。まだ県内の街道という街道、路地という路地を全て知り尽くしたわけではないから、このような時計はいずれ追加で紹介することがあるかも知れない。

 

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