日本すきま漫遊記 > 徳島の時計台
御所小の時計台
(徳島県土成町)
徳島県吉野町から香川県の白鳥へ抜ける細い街道がある。クルマがすれ違えない恐ろしく細い街道だが、私は好きでよく通っている。
その街道と、四国霊場熊谷寺へと向かう遍路道が交差する辻に時計がある(左写真)。
この時計は時計台ではないのだが、この道を通るたびにハッとしてしまう。
手前の道が遍路道。時計は校庭の端に外に向いて建っている。隣には二宮金次郎の銅像があり、やはり学校の外側を向いていることから、手前の塀はもともとはなかったのではないだろうか。
定礎によれば、昭和三十四年度卒業記念ということなので、戦前のナショナリズムとはまったく無縁のものである。だが、この場所は古い重要な辻であるし、もしかしたら以前ここに時計台があったのではないか、という妄想をかき立てるのである。
現在は時計ははめ込まれていない。
全体のデザインはアルファベットの「GS」。「御所」を表わす頭文字であろうか?