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私のように寺を見るのが好きだと寺の夢を見ることがある。それは思いもよらない良い寺を見つけるような夢だったりする。よく見るのは埼玉か茨城あたりの田園地帯で夕暮れも迫った時間帯に寺巡りをしていて三重塔を発見するというような展開のものだ。たいていそういう夢では、三重塔は小さすぎて境内の木々に隠れて遠くからは見えず、参詣して境内をうろついていて思い掛けなく見つかるのである。だが近づいてみると実は三重塔のようなシルエットをした杉の木だったという結末になることも多い。この三明寺の三重塔はそんなばかばかしい妄想にでも出てきそうな“ありそうにない"場所に建っている塔なのである。
しかし塔は小さいながら意匠もすぐれた名塔である。三層は禅宗様、一層と二層は和様の折衷様式。国重文に指定されている。
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