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水澤寺(すいたくじ/みずさわでら)、通称「水沢観音」。坂東三十三観音札所の十六番であり、伊香保温泉にも近いこの寺は、おそらく群馬県一の観光寺院であろう。創建は寺伝によれば推古天皇の御世というが、いくら何でも設定に無理があるのではないだろうか。榛名山が活発に噴火を繰り返していた時代だ。
寺伝では「神道集」にも登場する伊香保姫が亡夫を弔うために創建したということになっている。おそらく有名な伝説にからめて、水澤寺が古い伝承に関係するというような錯覚を与えるような寺伝を作りたかったのだろう。言うのはタダだから自由だと思うが、そこまで大ボラ話をされると、逆にこの寺はまったく歴史がなくてヤケクソで寺伝を作ったのではないかと疑ってしまう。
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