境内にあった「蒙古の碑」と称する奇っ怪な碑。碑文の文字には変な漢字が使われていて、文意は読み取れないのだという。
案内板によれば祖元(無学祖元か?)が元寇で海に沈んだ元軍の兵士の霊を弔うために立てたという伝説があるらしい。確かに三行目から四行目の“弔上鬼元前鴇後‥”のあたりからはそんな連想ができるかも知れない。
だが祖元がわざわざ仙台に元軍を弔う碑を建てたというのもおかしな話で、作り話としても不自然だ。この碑がどのような目的で建てられたかはわからないが、判読不能な漢字で書かれた碑文に対する不気味さからいつのまにか“蒙古=恐ろしいもの”の碑だと語られるようになったのではないだろうか。 |