日本すきま漫遊記 > 3日間仙台一周(2日目)

 

(仙区)

 

城の裏山には東北大学の工学部がある。かなり険しい山で、こんな場所によく大学を作ったものだと思う。その大学のさらに奥の方へ入っていったところに成寺がある。

台の造成地は普通の都市ではちょっと考えられないような無茶な山の上に作られている。市の東部には広々とした田園地帯があるのだから、そちらを宅地化すれば良さそうなものを、なぜこうまで険しい場所を造成するのだろう‥‥。

寺といっても、さきほど見た国寺とはまったく関係なく、伊氏以前に仙台を統治していた国分(こくぶ)氏の慰霊のための寺なのである。創建は1982年という。

広い駐車場があり、駐車場には自所(左写真)がある。

その上に見えているビルは寺務所。内部は祈祷の受付と宝館になっており、屋上は展台で巨大な不像がある。

駐車場から石段を上がると八脚門、その右側に(写真では見にくいが)小さな棟門がある。

境内は造成したときの赤松を切らずに残してあり、雑木林のような感じだ。夏には直射日光を遮ってくれるのはありがたいが、美観としてはいまいち。(雑木林が美観ではないというのではなく、こんな風に取り繕ってみても山を強引に造成したという人の業が揉み消せるわけではないのだ、という意味で余計に醜悪に感じる。)

山門を入って左側には出荷。

正面には本堂。水盤舎。

寺務所に入って、不像の見学を申し込もうと思ったが、窓口が「祈祷をしない客など客ではない」という態度で、最初まったく相手にされなかった。まるで役所のような窓口だった。(最近の役所のほうが少しはマシかもしれない。)

拝観料は宝館込みで300円。入り口には遊園地にあるような改札ゲートがある。

館の内部は撮影禁止だったので、あえて掲載はしないが、壺とか掛け軸とかがたくさん展示されていた。

上に出ると銅製の巨な不像。

仏と言ってもいいだろう。

裏側の光背はちょっとメカっぽいトラス構造。

基壇には「三口」と書かれた謎の扉がある。鍵がかかっていたが気になるところだ。