日本すきま漫遊記 > 花巻・石巻(その5) 矢本家重層門 (宮城県矢本町) 地図を見ていたら、矢本町の郊外に「重層門」という記載があったので行ってみる。周囲は造成が進んでいる丘陵で、あまり雰囲気のよい場所ではなかった。 それでもその一角に森を背負った田園の風景があって、重層門とおぼしき物件はその民家(個人宅?)にあった。 こうして写真を見ると、寺院建築の一間一戸楼門のようにも見えるが、実際は長屋門の一部が二階になっていて、そこに入母屋の屋根が載っているという造り。門を支える柱は独立しておらず、長屋部分の柱にもなっている。 そもそも「重層門」というのは一階と二階の間に屋根(庇)があって屋根が二重になっている門のことである。このように一階と二階の間に屋根がなければ「楼門」と呼ぶべきだと思う。 建物自体は彫り物や虹梁などもあって寺院建築にちかく、かなり立派なものであった。 母屋の方は草葺きで屋根がだいぶ傷んでいたし、庭木の手入れもあまりされていないようだった。 ちょっと落ちぶれている感じはするが、旧家なんだろうなあ。そんな匂いがぷんぷんしていた。
日本すきま漫遊記 > 花巻・石巻(その5)
地図を見ていたら、矢本町の郊外に「重層門」という記載があったので行ってみる。周囲は造成が進んでいる丘陵で、あまり雰囲気のよい場所ではなかった。
それでもその一角に森を背負った田園の風景があって、重層門とおぼしき物件はその民家(個人宅?)にあった。
こうして写真を見ると、寺院建築の一間一戸楼門のようにも見えるが、実際は長屋門の一部が二階になっていて、そこに入母屋の屋根が載っているという造り。門を支える柱は独立しておらず、長屋部分の柱にもなっている。
そもそも「重層門」というのは一階と二階の間に屋根(庇)があって屋根が二重になっている門のことである。このように一階と二階の間に屋根がなければ「楼門」と呼ぶべきだと思う。
建物自体は彫り物や虹梁などもあって寺院建築にちかく、かなり立派なものであった。
母屋の方は草葺きで屋根がだいぶ傷んでいたし、庭木の手入れもあまりされていないようだった。
ちょっと落ちぶれている感じはするが、旧家なんだろうなあ。そんな匂いがぷんぷんしていた。