寿福寺

(宮城県石巻市)

 

寿福寺。永巌寺の北隣にあった寺。

山門は写真からでは判然としないが、たぶん四脚門である。(手前の柱の下から1mくらいのところに腰貫が見えるが、薬医門であれば腰貫は手前には見えないだろうから。)

山門を入った右側に宝形の堂。

たびたび記憶があいまいで申し訳ないが、たしか大師堂ではなかったかと思う。

本堂は、開口部がひかえめで、閉鎖的な感じの建物。

お盆なので本堂が開いていたので上がらせてもらった。

内陣の様子。中央の護摩壇に金色の宝塔が置かれている。240×180ピクセルではどうしてもこういう画像が見にくくなってしまう‥‥。

本堂の左側には小さい切妻の堂がある。歓喜天堂だ。

本堂のほうから歓喜天堂の中まで入ることができた。祭壇の中央にはなにやら黄金の菩薩像みたいなものが置かれていたが、これは前仏で歓喜天ではない。前仏というのは秘仏の代わりに手前に置かれている身代わりだ。

祭壇の奥には色鮮やかな弁財天の厨子があった。

厨子の扉の裏側に描かれている絵は、弁財天の眷族である十五童子のイラストか。

こういうなんでもない仏像は、文化財的な価値のあるものでもないだろうし、仏像観賞としてはイロモノ的な扱いなのかもしれないが、気に留めて見てみれば興味深いものだ。時代がどうとか、技法がどうとかという美術品なものではなく、仏(=信仰の対象)としての機能だけをもった純粋な仏なのである。

同じ堂内にあった仏像。なんの像だかは不明。

こういうマイナーな仏像を見て、ぱっと名前がわかるようになったらさぞ楽しいだろうなと思う。

お寺の見方のガイドブックが実際の日本のお寺の99%ではまったく役に立たないのと同じように、仏像のガイドブックもまたしかりなのである。