黒石寺
(岩手県水沢市)
黒石寺(こくせきじ)。行基が開基、円仁が中興したという伝説のあるこの地方の名刹。
全盛期には48の堂塔を連ねたというがたびたびの火災で衰微し、今は広大な境内が寺の規模を物語るだけである。
駐車場に車を置いて、境内まではすぐ。
短い石段を登ると本堂の屋根が見えてくる。
本堂の薬師堂。寄棟造、円柱で柱は太くて豪壮な堂だ。建立は明治17年。2日目に見た大興寺観音堂と同じ大工が建てたのだという。
本堂の右手にはあやしい2階建の建物。本堂と同じく高橋勘次郎の手になるもの。2階は鐘楼、1階は御供所(ごくしょ)と呼ばれ、蘇民祭とよばれる祭の際、供物を準備する場所になるのだという。
蘇民祭は旧暦1月7日に行われる裸祭で、岡山の西大寺の祭に匹敵する勇壮なものなのだという。
境内の左側には釈迦観音堂。他に宝物館、妙見堂(左写真)、庫裏など。