艮神社
(広島県尾道市)
寺町巡り10カ所目の訪問地、艮神社(うしとらじんじゃ)。妙宣寺から境内がつながっているので、実際は裏手から入った。
表は千光寺公園に登るロープウエーの駅の横に参道がある。
住宅街のなかに唐突にロープウエーがあるあたりは、いかにも尾道的だ。
船着き場、フェリー、狭い水道、造船所、寺町、裏路地、坂道、三重塔、ロープウエー、天守閣といった、一つでもアクの強い風景が狭い地域にすし詰めになっているのである。
ロープウエーは艮神社の境内の真上を通っている。
山門は向唐門の八脚門で、大棟と唐破風に千木(ちぎ)と堅魚木(かつおぎ)を載せている。千木というのは「X」のような形をした飾り。通常は大棟の隅に一対ある。堅魚木は丸太のような飾りで、棟の上に棟の向きと90°に載せられている。(この門の場合は大棟の上に5本の堅魚木がある。)
拝殿は“出雲大社のような造り”。(「大社造」というのはいわゆる高床式の国宝出雲大社本殿のようなものを言うのだろう。ここでいう「出雲大社のような造り」とは出雲大社の本社ほどでないまでも、全国各地にある出雲大社の分社なんかで見かける切妻・妻入りの出雲大社っぽい造りという程度の意味だ。)
本殿の左側には末社×2。
境内には大きなクスノキ(?)が生い茂っていて、落ち着いた雰囲気だ。
本殿の右側にも末社×3。
境内には招き猫の美術館なるものがあった。看板の代わりの招き猫の絵札は三日前に岡山の金山寺でみたものと同じだった。チェーン店か? それにしてもたった三日前の岡山での出来事がすでに遠い過去のように思えてならない。