三陸縦断の旅(その2)

 

本来の旅の起点となるはずの八戸市に到着したのは夜の8時をまわっていた。不案内な土地だったが、市内を流してJR陸奥湊駅界隈で食事ができる場所を発見。居酒屋で地の魚介類を腹いっぱい食べて郊外の安宿に投宿。

明けて朝からは市内をひとまわり観光し、再び陸奥湊駅界隈に戻って昼食をとる。今回の旅は寺巡りも目的だが、めずらしく三陸の海の幸も目当てなのだ。昨夜と違って昼間の駅前は新鮮な魚やホヤ、ウニを商う魚屋や露天商で活気に満ちていた。

陸中海岸の南下を始めたときは午後になっていた。午後は国道をはずれても、なるべく海岸線に近い道路を走ることにする。あまり距離は稼げないけれど、陸中海岸がどんなところか見ておきたいからだ。

その日のうちに岩手県を三分の一くらい南下して、久慈市付近で宿を探す予定だったのだが‥‥。

塩入観音(青森県八戸市)国道の脇に建つ六角三重塔や天守風建築と黄金の聖観音。

対泉院(青森県八戸市)本堂再興の物語は現代の伝説。巡礼型鐘楼には目がくぎ付け。

新羅神社(青森県八戸市)境内は義経の隠所だったという伝説がある。

大慈寺(青森県八戸市)白壁に囲まれ、楼門、輪蔵などの堂宇に見どころがある。

南宋寺(青森県八戸市)南部藩主の菩提寺。特徴といえば市指定の四脚門くらい。

櫛引八幡宮(青森県八戸市)国宝の鎧兜を安置、拝殿・本殿も重文の由緒ある神社。

清水寺(青森県八戸市)舞台はないが、本堂の裏に茅葺きの重文観音堂がある。

蕪島神社(青森県八戸市)ウミネコの繁殖地にもなっている奇景の島。

種市公会堂(岩手県種市町)直線的な造形が美しい、威風堂々たる建築。

岡谷稲荷神社(岩手県種市町)山の中にある漁師の信仰が厚い稲荷神社。

長福寺(岩手県久慈市)参道に三十三観音、楼門があるが、本堂はRC造。

小袖海女小屋(岩手県久慈市)北限の海女たちが冷えた体を暖めるのだろうか。