日本すきま漫遊記三陸縦断の旅(その1)法光寺

     
 

法光寺

広大な寺域の大寺。三重塔がある。

(青森県南部町法光寺)

地図・MAP
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恵光院から法光寺へと向かう。恵光院の背後は名久井(なくい)岳という山になっている。そして恵光院から見てちょうど山の反対側に当たる東麓に法光寺はある。

山すそを回り込むように進み、リンゴ畑の中を進むと忽然と巨大な釘貫門が現われる。そこから1キロほどの松並木が続くという広大な寺域をもつ寺である。

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駐車場に車を停め、放生池を左右に見て石段を登ると四脚門がある。

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四脚門を入ると右手には宝物館、兼、寺務所がある。ここで拝観料200円を徴収している。

ところがこの日はオフシーズンの平日ということもあって、私の他に観光客などくるわけもなく、拝観料の徴収所には人がいなかった。しかたなく庫裏のほうへ行って拝観したい旨を告げたところ、今日は宝物館を開けてないから拝観料はいらない、勝手に見てくれということであった。

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本堂(左写真)は一層の入母屋造で、床下を高くした二階建てだ。(都市部の寺によくあるようなタイプ。)

そして本堂前の広場には茶店(営業していない)、神楽殿、鐘楼(本堂と渡廊でつながっている)、そして本堂の左手には衆寮。衆寮とは修行僧が寝泊まりする建物のこと。

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本堂裏には水場や湯屋(ゆや:風呂場)がある。曹洞宗の寺なので、修行ができるようだ。

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本堂の裏側にある観音堂。このエリアには他に、三重塔、六角堂、鎮守社がある。

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そしてこの寺最大の呼び物、三重塔だ。本堂裏の庭園の奥に建っている。

ずんぐりしていて、とても巨大な異形の塔である。日本最大にして北限の三重塔という。

この塔については、かなりつっこんで書きたいので、次ページに改めて紹介したいと思う。

(2000年10月04日訪問)

   
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