威光寺
(東京都稲城市)
威光寺は遊園地“よみうりランド”の北西の山麓にある小さな寺だ。境内は本堂(左写真)、庫裏、放生池、など(駐車場あり)。
一見すると何の変哲もない寺に見える。
だが、その境内には弁天洞窟という地下霊場があって、新東京百景にも選ばれている。この弁天洞窟、南関東の地下霊場ではトップレベルのものと言っていいだろう。
庫裏で入洞料を払うと、ロウソクとマッチ、それにロウソク立てのセットを渡される。洞窟内はこのロウソクの明かりだけで見学するという趣向なのだ。(左写真は洞窟の入口)
洞窟の内部には全く電灯設備がないため、一つ一つの石仏を手で探るように照らしながら進まなければならない。
もし途中で火が消えたら右も左もわからない完全な闇となってしまう。その心細さが強烈な信仰体験となるのである。
案内図 (1) 付近
したがって、ここを初めて訪れるときは絶対に懐中電灯など持参してはいけないし、洞内でストロボ撮影するような無粋なことをするべきではない。
弁天洞窟を楽しむために、これだけはぜひ守って頂きたいところである。とにかくだまされたと思って最初の一周はローソクだけで見学して欲しい。
入口付近。もともとは横穴墓だったらしい。明治のはじめ、奥を掘り進んで洞窟に改造したのだ。正面には宇賀神が祀られている。
案内図 (2) 付近
内部は思ったより複雑なので、入口にある案内板をよく頭の中に記憶してから入洞しよう。
写真の番号は全て案内図の番号と対応している。案内図を見ながら読んで欲しい。この日は、他に見学者もいない貸し切り状態だったので、遠慮なく撮影させてもらった。
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十五童子。このあたりまで進むと、入口の光はまったくとどかない。
案内図 (3) 付近
案内図 (4) 付近
十五童子の背後にある大黒天登り口。ロウソクの明かりでは気づかないこともあるので見落とさないように注意しよう!
「三日月の池」の橋を渡る。橋のたもとの穴から大蛇その1が顔を出す。
案内図 (5) 付近
案内図 (6) 付近
中央に弁財天。左側に大日如来、右側には毘沙門天。
洞窟の最深部。このあたりは8の字になっていて、柱の後ろに廻ることができる。
案内図 (7) 付近
案内図 (8) 付近
銭洗いの井戸付近。弘法大師、文殊菩薩などが祀られている。
ここには大蛇その2が大きな口を開けている。ローソクの明かりで照らし出される姿は不気味だ。