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六合村というところは極端に古いものはないのだが、近世の古いものがよく残っているところで古い民家も多い。しかし、温泉旅館をのぞけば3階民家はあまり見られない。村内の全ての沢という沢、小字という小字をチェックしたわけではないが、たぶんないだろう。(群馬県で3階以上の崖屋を見たければ南牧村の奥地へ行くのが良い。)
ところで群馬県における多層階の巨大民家はもとは養蚕のために生まれたのであるが、養蚕がすたれた後は3階や2階が居住スペースとなり、そこには隠居した老人や子供夫婦が住んだり、市街地ではアパートのように間貸ししたりするようになる。こうなるとそれはまるで飛騨の白川郷の合掌造のような多世帯同居型の巨大建築と言えるのだ。群馬県の養蚕農家の二階を評価するときには、養蚕のためのスペースとして片づけてしまわず、その後の空間の利用も含めて捉えなければならないように思うがいかがだろうか。
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