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六角堂。それが広場にぽつんとあるだけ。国重文というが意匠は恐ろしいまでにシンプルというか素っ気無いというか‥‥。あたりには他には休み処と水盤舎のみ。
それでも自分なりにこの六角堂になにか素晴らしいものが発見できないかと、周りを一周してみる。だが、どこから見ても恐ろしいまでにシンプルな堂でしかない。いや、堂というより近くで見ると山村の板倉みたいな感じだ。「どうしてこれが国重文なんだ? 室町だからか? そんなにえらいんか室町って?」自問自答するうちに、どっと疲れがでてきた。
帰りはまた500mの急な坂道。汗だくになり、ふらふらになりながら車まで戻ったときには、ぱらぱらと雨がぱらついてきた。この六角堂、本当に建物の善し悪しがわかる人でないと、この坂道を上り下りする労力は報われないだろうと思う。ちなみに私には完全に徒労だった。
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