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ところが、これほど自然保護の意識が高まっているなかで、身近な生態系はどんどん貧相になっている気がする。生物の種類が少なくなっているように思えてならないのだ。1960~70年代を思い起こすと、公害や交通戦争などといった殺伐とした言葉がよみがえるが、それでもなぜか身近な生きものがもっと豊かだったと思う。
いったいなぜなのだろう。人口も増えていない、環境保全の意識も高まった二十一世紀を迎えながら、生態系が消滅するスピードは公害と破壊の時代だった昭和高度成長期からまったく衰えていないのは。
この答えが出ないまま、私たちは二十一世紀も自然破壊を続けるのだろうか。
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