日本すきま漫遊記 > 尾張・西美濃戒壇めぐり(その3) 洞泉寺 (岐阜県久瀬村) 横蔵寺は揖斐川の谷にある。せっかく遠くまで来たのだし、もう一度この谷を訪れることがあるかどうかわからないので、揖斐川を少しさかのぼってみることにした。地図を見たがおもしろそうなものもなさそうなので、たまたま目に付いた洞泉禅寺という寺まで行ってみることにした。どんな寺かはまったくわからなかったが、一期一会の気持ちをもって渓谷を分け入っていった。 渓谷を抜けて小さな集落に入ると、洞泉寺は山の上にすぐに見つかった。本堂、庫裏、鐘楼の小さな寺だった。 寺のすぐ左隣には、吹き放しの観音堂(?)があった。堂の脇には沢水を引いた水船があったので、寺を見ているあいだ、生ぬるくなったペットボトルのジュースを冷やさせてもらった。 堂の左横には草屋根の民家がある。向井潤吉という油絵の画家がいて、私はその人の描く民家が好きなのだが、この民家の屋根の古びた色の感じは、まるで向井潤吉の絵から抜け出してきたようで、しばし見とれてしまった。
日本すきま漫遊記 > 尾張・西美濃戒壇めぐり(その3)
洞泉寺
(岐阜県久瀬村)
横蔵寺は揖斐川の谷にある。せっかく遠くまで来たのだし、もう一度この谷を訪れることがあるかどうかわからないので、揖斐川を少しさかのぼってみることにした。地図を見たがおもしろそうなものもなさそうなので、たまたま目に付いた洞泉禅寺という寺まで行ってみることにした。どんな寺かはまったくわからなかったが、一期一会の気持ちをもって渓谷を分け入っていった。
渓谷を抜けて小さな集落に入ると、洞泉寺は山の上にすぐに見つかった。本堂、庫裏、鐘楼の小さな寺だった。
寺のすぐ左隣には、吹き放しの観音堂(?)があった。堂の脇には沢水を引いた水船があったので、寺を見ているあいだ、生ぬるくなったペットボトルのジュースを冷やさせてもらった。
堂の左横には草屋根の民家がある。向井潤吉という油絵の画家がいて、私はその人の描く民家が好きなのだが、この民家の屋根の古びた色の感じは、まるで向井潤吉の絵から抜け出してきたようで、しばし見とれてしまった。