電車で旅をしていて、車窓から立派なお寺が見えると、思わず電車を停めてくれと思ってしまうのは私だけだろうか。妙応寺はその手の寺の代表的なものだ。東海道本線で関ヶ原付近の山中を通過するとき、線路の北側に見える禅寺が妙応寺だ。 |
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これが東海道本線から見たときの景色だ。回廊が諸堂宇を巡る地方の禅寺の逸品といえよう。私はこのタイプの伽藍配置には目がない。
お寺の全景パノラマ(110K)
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線路から下り、近くから見るとこんな感じだ。
堂宇は四脚門(左写真)、鐘楼、本堂、庫裏、座禅堂、開山堂(かいさんどう)、書院、方丈(ほうじょう)、東司(とうす)など。
いわゆる七堂伽藍(しちどうがらん)タイプの寺だ。
七堂伽藍とはお寺の宗派ごとに、必要な堂が完備している有り様を表現していう言葉。禅宗の場合は、一般的に、山門、仏殿、法堂(はっとう)、庫裏、座禅堂、浴室、東司を言う。
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仏殿とは本尊を納めた土間の堂で、法堂とは修行僧が仏教の講義を受けるための建物。この2つは通常は「本堂」という形式の建物に統合されており、別々にある寺は宗派の本山クラスだけである。まあ私は個人的には、地方の禅宗の寺なら、本堂形式であっても他の要素が満たされていれば七堂伽藍と言ってもいいと思っている。
パノラマ画像を載せておく。サイズが大きいので恐縮だが、ぜひ七堂伽藍パノラマを体験して欲しい。
境内パノラマ(470K)
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普通本堂を正面にして、左側に座禅堂、右側に庫裏がある。
この妙応寺では、座禅堂はこんな建物である。扁額には「撰仏堂(せんぶつどう)」と書いてある。撰仏堂とは座禅堂の別名である。
座禅堂は座禅修業だけをおこなう専門の建物である。
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これが東司。つまりトイレのことだ。
禅宗では、日常生活の全てが修業と考えるので、トイレ、風呂も修業の場となるのだ。東司と浴室は本堂に向かって右手、庫裏の手前に位置するのが普通である。
本格的な東司には必ず烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)という神様がまつられているのでお寺でトイレを使ったときに気をつけてみるといい。もちろんこの寺の東司にもまつられていた。

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この日は、この妙応寺を見て一日の日程を終了。この後は立ち寄り温泉に寄ってから、宿泊地の岐阜市へと移動した。 |