日本すきま漫遊記 尾張・西美濃戒壇巡り(その1) 桂林寺
桂林寺
重層本堂に煙出し付きの本式庫裏。いずれも平均以上の建築。
(愛知県丹羽郡大口町堀尾跡2丁目)
今回の旅で最初に訪れた寺。前日の夜に家を出発し東名高速のパーキングエリアで仮眠、最初の訪問地、桂林寺に着いたのは午前9時頃だった。例によってまだ寝ぼけまなこである。
さて、今回の旅の最初の目的は、布袋の大仏さまと呼ばれる“大仏殿"が実在するかどうかを確認することだ。江南市の布袋駅周辺の寺を調べたところ、白羽の矢が立ったのがこの桂林寺。桂林寺は江南市の隣の大口町にあるが、最寄り駅としては布袋駅となる。
名古屋市の郊外でもこのあたりになると田園地帯で、見通しのきく水田の中に桂林寺の伽藍はすぐに見つけることができた。
四脚門(上写真)の両側からは築地塀が続いている。今回の旅ではこのタイプの黄色い築地塀をよく見かけた。この地方の特色なのだろうか。
で、どうだろう。この重層本堂の雰囲気(左写真)。
まあ、大仏殿ではと疑ってしまうのもやむを得ないといったところではないだろうか。内部は普通の本堂。残念ながら大仏殿ではなかった。
他に堂は、水盤舎、鐘楼、庫裏。
桂林寺の堂塔はいずれも平均以上の建築だ。庫裏(左写真)は寄棟造ではあるが、煙出しも付いていて本格的なものである。
庫裏(くり)とは本来は寺における炊事をする建物として誕生し、現代寺院では住職の住居を意味する。庫裏にも形式があり切妻屋根、妻入りで、煙出しの小屋根を載せているというのが本来の形式である。
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