日本すきま漫遊記 東北すきま旅(福島編) 立木観音
立木観音
本尊は8mの木造千手観音。観光客が引きも切らない。
(福島県河沼郡会津坂下町塔寺)
恵隆寺・通称立ち木観音は、会津から新潟県に抜ける国道49号線に面しているためか、とても参拝客の多い寺であった。私が訪れたときはいわゆる“老若男女"、老夫婦や、若いカップル、女子高生、子供連れの母親などなどいろいろな年齢の人々が参拝していた。
駐車場内には茶店があり、地域の民芸品や農産物などを販売している。また本堂前には護符などを販売する常設の売店もあり、一年を通して参拝客が多いのだろうと想像させる。
境内には八脚門、本堂。本堂は茅葺きの寄棟造で国重文。本尊は全高8mの千手観音で「立木観音」と呼ばれていて、やはり国重文。
この寺に人々を寄せつけるものは何なのだろう。確かに、由緒が古い、文化財があるといった具体的なアピールポイントはあるのだが、彼らがそれを基準に寄り集まるとは思えない。名刹だから人が来るのか、人が来るから名刹なのか‥‥。善男善女には「よい寺」をかぎ分ける本能があるのだろうか、ふと、そんな事を考えた。
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