日本すきま漫遊記 > 東北すきま旅(その1) 藤倉二階堂 (福島県河東町) 正式には延命寺地蔵堂。しかし俗に“藤倉二階堂”と呼ばれている。別に2階の堂ではなく、いわゆる裳階(もこし)付きの仏堂で、私に言わせれば「重層の堂」だ。この堂を“2階”と呼んでしまうのは、重層建築へ執着する会津盆地の風土のなせるわざなのか‥‥。 この後見学する、御三階、さざえ堂、左下観音など、いずれも3階の堂であり、これほどの密度は他では例を見ない。なにしろ、3階の仏堂というの自体が(三重塔を除けば)そうめったやたらにお目にかかれるものではないのだ。 地蔵堂(二階堂)は室町中期の建築ということで、国重文に指定されている。5間四方だが、裳階部分は吹き放たれており、内陣3軒四方部分にのみ壁があるという特異な構造をしている。 屋根は桟瓦葺きで素朴な感じであるが、凛とした雰囲気に国重文の貫録を感じる。 地蔵堂の右奥に見えるのが本堂である。本堂自体は取り立てて語るほどの建築ではないのだが、山門、地蔵堂、本堂が一直線にならぶ伽藍配置は、古い形式の寺院を彷彿とするものがあると感じてしまうのは、私の考え過ぎだろうか。
日本すきま漫遊記 > 東北すきま旅(その1)
藤倉二階堂
(福島県河東町)
正式には延命寺地蔵堂。しかし俗に“藤倉二階堂”と呼ばれている。別に2階の堂ではなく、いわゆる裳階(もこし)付きの仏堂で、私に言わせれば「重層の堂」だ。この堂を“2階”と呼んでしまうのは、重層建築へ執着する会津盆地の風土のなせるわざなのか‥‥。
この後見学する、御三階、さざえ堂、左下観音など、いずれも3階の堂であり、これほどの密度は他では例を見ない。なにしろ、3階の仏堂というの自体が(三重塔を除けば)そうめったやたらにお目にかかれるものではないのだ。
地蔵堂(二階堂)は室町中期の建築ということで、国重文に指定されている。5間四方だが、裳階部分は吹き放たれており、内陣3軒四方部分にのみ壁があるという特異な構造をしている。
屋根は桟瓦葺きで素朴な感じであるが、凛とした雰囲気に国重文の貫録を感じる。
地蔵堂の右奥に見えるのが本堂である。本堂自体は取り立てて語るほどの建築ではないのだが、山門、地蔵堂、本堂が一直線にならぶ伽藍配置は、古い形式の寺院を彷彿とするものがあると感じてしまうのは、私の考え過ぎだろうか。